日清戦争開始で何が起こったか
資本の側自体が日清・日露戦争において、兵力を養成し富国強兵策を推進するために、若年男子の体位低下を防止するという必然的要求と殖産興業政策上労働力の乱奪は労働力の質を低下させました。
そればかりでなく、輸出製品の品質をも低下させること・・・
したがって資本の側でも労働力乱奪に対するブレーキが必要となってきたのです。
他面、労働者の意識の高揚、例えば横山源之助が
「日清戦争を以て労働問題の新起源と為す」
・・・と述べているように、産業資本の増強が図られる一方で「同盟罷工」が活発化するなど、労働者階級の抵抗が激化していたのです。
すなわち、単に日清戦争は日本資本スペースコレクション主義の経済的基礎を確立していっただけではありません。
日清戦争開始によって、官僚政府とブルジョアジーは完全に妥協し、そのいっさいの負担を労働者階級に転嫁していったのです。
したがって、労働者階級は自主的に「資本の鉄鎖を解放する必要に迫られることになった」のです。
・・・というように、未成熟ながらも労働者の抵抗が工場法成立を推進させたのです。

